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今回は仕事の腕前のあげ方について考えてみます。この講座では、一人一人の仕事の腕前とチーム・組織の業務遂行には密接な関係があると紹介してきました。具体的には、皆さんにも実施しいただいたWEB業務診断で5級以下の人が50%以上いると水曜ノー残業ディなどの取組みでも成果が出ないということです。その意味でも各自のスキルアップは極めて重要ということです。 次にどうしてスキルアップが必要かを別の視点で紹介します。この講座では生産性=質×量/投下時間と考えています。仕事で成果を出すには、「今までよりも少ない時間でやる」、「今までよりも多くやる」そして「今までよりも上手にやる」の三つの取り組みがあるということです。そして、この三つの取組みを全うするには、「専門知識」、「コミュニケーション」そして「さばき方」が不可欠の要素だとも伝えてきました。仕事の腕前をあげるとは、この三つの要素を昨日よりも今日、今日よりも明日向上させることです。 向上させるためには、今どれくらいの状況なのかを知ることが必要です。それでWEBでの診断をご受講いただきました。出発点がはっきりしたら、そこから積み上げるだけです。 今回のレクチャーは、その積み上げ方をご紹介します。 前回、1日の大事をはっきりさせる方法をお伝えしました。それとセットで実施していただくのが良いと思います。つまり、1日のスタートで「今日の大事」をはっきりさせて、1日が終わったら「スキルアップシート」(上図)でチェック・反省をする。この作業だけで、腕前が確実に向上すること間違いなしです。 このシートも前回同様にhttp://www.jtime.or.jp/wbt/ot/ot1.htm#ot1-4からダウンロードできます。このシートのポイントは現状を把握するのに、成功要因(長所)と失敗要因(短所・弱点)の両方を自分で認識するところにあります。当たり前のことのように思いますが、腕前が上がらない人のパターンは、この当たり前を自己認識できていないところにあるといっても良いと思っています。 書き出してみるとわかりますが、最初のうちはなかなか書けないかもしれません。つまり、十分な自己認識ができていないといえます。定期的にこのシートを使って、現状認識をしてみてください。数ヶ月で不思議と腕前が上がってくると思います。ご不明点はこのメールに返信でご質問下さい。 |
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