メールレクチャー ver.3

4)人のしくみと生産性

能率曲線
生産性曲線
能力が向上する時間は一日に2回。
(午前11時と午後3時)
集中力曲線
集中力が持続するのは通常45分間。
訓練で120分までは伸ばすことができる。
忘却性曲線
通常、24時間経つと20%しか記憶に残ってない。直後に思い返すことによって50%以上残すことができる。
この講座では「ちょっとの努力で大きな成果をだす」には、誰にでもどんな仕事にも当てはまる「仕事のしくみ」からのアプローチが必要だと伝えています。
今回のレクチャーでは、それにもう一つ加えて頂きます。それは「人のしくみ」も知るということです。上の図は仕事の生産性(生産性=質×量/投下時間)に関わる人のしくみについてのイメージグラフです。

<生産性曲線>
サーカディアンリズム(概日周期:太陽によりもたらされる生物のリズム)により以下が認められています。
・起床から3時間程度はもっている能力の平均以下しか発揮できない。
→早朝運動は危険です。早朝仕事の能率の良さも突発(電話や社内相談など)がないのではかどっているように感じるだけです。
・能力のピークは一般的には午前11時前後と午後3時前後の数時間に発揮できます。
(夜8時にも実はピークが来る。:このピークは今回の取組みには使わないようにお願いします。)
1日の大事な仕事は午前11前後か午後3時前後に取組むことをお勧めします。

<集中力曲線>
みなさんの仕事には直接当てはまらない可能性が大きいのですがデータがないので参考として紹介しておきます。
心理学者の単純作業によるミスの発生頻度の調査から導かれたグラフです。
一般的には大人の場合45分過ぎ当たりからミスが多くなるので集中力の限界値は45分とされています。訓練すると120分程度まで集中力を持続できる事がわかっています。
ホワイトカラー、デスクワーカーにとって、現在は集中できない時代(情報化による突発の頻度上昇など)といえます。1日の中で集中できる時間帯をつくるのは重要です。
ただし、「頑張るタイム」のような強制的な取組みは逆効果(各自のやる気の低下を招く危険性が大)です。)各自の集中する仕事の時間をチーム員などが知っていることは重要です。
少なくとも集中できるようにサポートできますし、集中の邪魔をすることを避けることが出来ます。

<忘却曲線>
覚えたこと、学んだことが劣化する状態をあらわしたものです。この劣化を食い止める方法が「おさらい:復習」です。復習することにより記憶の定着が格段に良くなります。
これには男女差が明確にあります。脳の構造が男女で異なっています。女性のほうがおさらいには力を発揮する構造です。なので「あんた、あの時、こう言ったわよね!」と男性族をなじる?ことも得意なわけです。男性は女性の数倍時間をかけておさらいしないと対等な状態にはならないといわれています。会議のすぐ後に議事録をつくったり、1日の終わりに1日のおさらいをすることは記憶の定着を高め生産性向上に寄与することになります。
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