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このコースでは仕事の生産性を「生産性=質×量/投下時間」と定義しています。生産性をあげるためには三つの取組みが必要なことがわかります。一つは今までよりも少ない時間で行うこと。二つ目は今までよりも多く行うこと。三つ目は今までより上手に行うことです。 さらにこの三つの取組みには難易度があります。一番簡単なのは投下時間を少なくする今までより少ない時間で取組むこと。 それができると今までより多く行うことができるようになります。さらに多くこなす中でノウハウや経験知が積まれ今までより上手に取組むことができるようになります。 多くの民間企業で顧客満足の取組み(質を向上させる)が上手くいかないのは、投下時間を少なくする技術レベル(今回のWeb診断では4級以上)の人が50%に達していないからと考える事が出来ます。 このコースでは組織的な取組みには各自のスキルアップが根底になければ実現しないと考えている根拠がここにあります。 では、その腕前をあげるにはどうしたら良いかと言うと「仕事のしくみ」をまず知ることです。 仕事のしくみを説明している上図を見て下さい。 誰が行なう仕事もどんな仕事も「自分ひとりでやる」と「他人と共同でやる」の二つしかありません。しかし、この二つの論理的で効果的なさばき方の勉強をした人はほとんどいないはずです。同様にどんな仕事にも「はじめ」と「おわり」があります。しかし、論理的で効果的な仕事のはじめ方、終わらせ方を学んだ方はいないと思います。ですから、仕事のスキルアップが難しいことになってしまいます。すべては「仕事のしくみ」を蔑ろにしているから生じてしまう問題とこのコースでは考えています。 と同時にこのコースでは、これからその具体策をお伝えしていくことになります。 因みに「自分ひとり」と「他人と共同」の仕事に投下している時間の割合は、官民問わず組織全体では4:6に近づきます。また、自分ひとりの割合が30%を切るか、70%を超えるとストレス過多の人が増えるのもわかってきました。 今回までは心構え編としてのレクチャーでしたが、次回以降は具体的なさばき方の方法をご紹介していきます。 |
| 1)スキルアップ(腕前をあげる)の二つの道 | 2)スキルとストレス | 3)スキルと業務変革 | 4)人のしくみと生産性 | | 5)仕事のしくみと生産性 | |