四隅の時間で
タイムマネジメント
■現場レポート

◎2011/10/03発行
 「17年越しの夢叶う。ありがとう感謝。」

今から17年前「ザウルスで仕事革命」を出版しました。
私にとっては二冊目の本でしたが、随分たくさん売れました。
その本の中で、ザウルスの機能を拡張するような「こうなったらもっとすごいね」を本の末尾に紹介し、将来的にはオリジナルのスケジューラ・タスク管理ソフトをつくりたいと宣言しました。
それを読んだ多くの方からお問合をいただきましたが、なかなかこのプロジェクトはビジネスラインに乗らず21世紀になってしまいました。
21世紀になりマイクロソフトさんからもアウトルックの強化を小協会のノウハウで実現したいという申出があり、アウトルックと小協会のノウハウをつなぐインターフェースをつくりましたが、たくさんのサーバーが必要なため市場に普及するまでには至りませんでした。
もう作るのは難しいかなと思っていた矢先、ザウルス企画の責任者でシャープをリタイアなさった名井さんより、ソフト作ろうというお誘いと開発して下さる会社の紹介を受けました。
それが、8月の上旬のことです。
名井さんは大変エネルギッシュな方で、あれよあれよという間に話と仕事が進み、来週には皆様にご紹介できる状況となりました。
商品名は未定ですが、「魔法のシートデジタル版JTIMER(ジェイタイマー)」にしようかなと思っています。

実は「ザウルスで仕事革命」はもとより、本を出版するなど私の人生のなかで起ころうとは思ってもいませんでした。
時効ですから暴露しますが、私の先生のジェームス・ヌーン氏がシャープさんのために欧米でのザウルス版の電子手帳のためにタイムマネジメント読本を書き上げる予定だったのですが、実現しないうちにプロジェクトが頓挫してしまいました。
そんなことがあったので、シャープさんには先生を紹介した負い目があり、欧米では実現しなかった取り組みですが、日本ではザウルス用の書籍を先生の不始末のお詫びとして出版することにしました。

実は本を書く前におおいに悩みました。タイムマネジメントをやめるか続けるかです。
当時は不動産コンサルティングで稼いだお金をタイムマネジメントの普及に使っている状態でした。(実は今でもあまり変わりないかもしれませんが) いろいろ悩んだすえ、利に走ればやめていたと思いますが、日本のビジネス界は欧米以上にタイムマネジメントは必要だと強く決意し、タイムマネジメントを英国の先生とは離れて実施していくことにしました。
その決意や夢が「ザウルスこうなったらもっとすごいね」に凝縮されています。
いわば、今の私のタイムマネジメントに取り組む原点というべきものです。
今までは「魔法のシート」としてアナログで皆様に紹介させていただいておりましたが、今月からはデジタル版(エクセルのマクロで作ってあります)でもタイムマネジメントを楽しむことが出来ます。
商品がほぼ完成した今、つくづく人生の妙を感じます。
ザウルスが出発点で、そのザウルス企画責任者とザウルスの本で紹介した内容の一部だけですが、17年ぶりにソフトにできるとは、当時は全く思ってもいないことでした。
ということで新ソフト販売につなげてくださった、今までの私の日々に関わったすべての人に、ありがとう。そしてこれからもどんどんノウハウを提供させていただきます。ご期待下さい。
日本タイムマネジメント普及協会

理事長 ―行本明説―


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