四隅の時間で
タイムマネジメント
■現場レポート

◎2007/8/15発行
 「もちあわせ」


ここのところ地方でのセミナー、講演が多く東京に戻れない日が続きました

そんな中、時間感覚はセンス抜群ですが、金銭感覚にはちょっと難ありの私に「持ち合わせがない!?」の危機が生じてしまいました。

移動のためのチケット代を窓口で払おうと財布からお金を取り出したら、「足りない!?」「これに乗らないと次の仕事場に間に合わない!?」ということになり、背広の全てのポケットと小銭入れを総チェックし、なんとかぎりぎりセーフで事なきを得ましたが、セミナー代、講演料は後払いでも、交通費だけは先払いかまたはチケットを事前送付してもらおうかと真剣に考えてしまいました。

事なきを得た車中で「もちあわせ」について考えている私が居ました。一般的にはお金の持ち合わせはわかりやすいので、危機的な状況になる人は稀だと思います。しかし、時間の持ち合わせについてわかっている人は稀です。また、お金の持ち合わせはそれで入手できる品物、サービスの予想(見当)は大体つきます。しかし、時間の持ち合わせがわかっても、それで入手できる、獲得できる品物、サービス、業務量などの見当がつけられる人は稀です。

タイムイズマネーでお金と時間は似たもののように語られますが、時間の持ち合わせのコントロールの方が、こう考えると一枚も二枚も上手のように思えてきます。こんなところにも日本には沢山のフィナンシャルプランナーがいる一方でタイムマネジメントのコンサルタントは両手で数えられるだけしかいない現状につながっているのかなと考えていました。 そうしたら、ふと「もちあわせの病気は?」という声がし、その声に従い自分の持ち合わせの病気を数え上げたら悲しくなりました。人生半世紀もやってると持ち合わせの病気は片手どころか両手で数えても足りない状況に、いつの間にか突入です。

もっと、自分の体を労わらないとせっかくのノウハウも皆様にお伝えできなくなるとちょっとまじめに考えた車中でした。


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