メールマガジン「瞬〜またたき」
■今回のワンポイントレッスン

◎2008/12/15発行
□仕事を変えよう□
***仕事の先見性アップ***

仕事を優先順位で区分すると、A、B、C、AX、BX、CXの6つがあります。このうち、生産性の向上に最も大きく寄与するのが、BおよびBXの“後で自分でやる仕事”です。そして、すでに紹介した“自分へのアポイント”で、時間を確保しておかなければならないのが、この2つの仕事です。

それでは、どの程度の期間を、自分へのアポイントの対象とすればいいのか。それは、読者のみなさんの、現在の仕事のスタイルによって異なります。スケジュール帳に“自分一人でやる仕事”が、どれくらい先まで書き込まれているのかを、チェックしてください。2〜3日先までしか書かれていないなら、「今」はその2〜3日になります。また、その状態では、仕事の優先順位や投下時間を把握できるのは、一週間くらいが限度でしょう。つまり、2〜3日以降、一週間までが「後」になります。

どれくらい先まで、自分へのアポイントができているのか。それは、みなさんが仕事の先行きをどれくらい見通せているかを表すものです。すなわち、先見性の指標なのです。自分へのアポイントが一週間までできているなら、先見性は一週間ですし、二週間先まで自分へのアポイントができているなら、先見性は二週間ということです。当然、先見性があるほど、より生産性の向上が期待できることになります。

もし、現在の先見性が一週間なら、それを二週間にするようトライしてください。それができたら、次は三週間。四週間先までBの仕事の優先順位、投下時間を把握できるようになったら、あなたはもうビジネスマンとしては一流です。

ただ、それ以上先まで具体的な業務名を書き込むのは困難でしょう。無理に仕事を書き込むのではなく、これから生じるであろうBの仕事のための時間を、確保するにとどめてください。

●仕事の先見性アップの実施要領
1.現状の先見性アップ
○期限が迫っていないBランクの仕事を何日先まで自分へのアポイントとしてスケジュール帳に記入できるか
○記入できた日数が今のあなたの先見性の上限

2.未処理事項を書き出す  ○仕事の棚卸しでBランクの仕事を抽出
○他人とのアポイントが入る前に、自分へのアポイントで最長で4週間先まで時間を確保
○抽出したBランクの仕事に確保した時間を貼り付ける


=「図解 仕事ができる人のタイムマネジメント」東洋経済新報社刊p166より引用=


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