メールマガジン「瞬〜またたき」
■今回のワンポイントレッスン

◎2009/1/5発行
□仕事を変えよう□
***スケジューリングの30%法則***

スケジューリングのコツは、一日のうち、具体的にどの仕事をするのか、予定を入れるのは、30%の時間を限度にすることです。

世の中には忙しい人もいて、中には「1週間先まで予定が一杯で、余裕がない」という人までいます。

ところが、その人が一週間、予定通り仕事ができるかというと、まず不可能です。みなさんが毎日、何とかこなしている仕事のうち、平均で60%がコミュニケーション業務だということを考えれば、当然のことだといえるでしょう。

仕事の大半が“他人と共同でやる仕事”であり、自分ではコントロールできない余地のある仕事なのですから。

これに加えて、“突発的に生じる仕事”もあることを考えれば、スケジュール帳に目一杯、仕事を書き込むのは、無駄な行為でしかない。

それどころか、スケジュールが混乱した結果、パレートの法則でいう、重要な2割の仕事も満足にできないことも考えられます。

こうなっては、無駄というより、むしろ有害でしかない。30%のみのスケジューリングとは、突発の仕事や、他の仕事の遅延によって、この2割の仕事の遂行が阻害されるのを防ぐ方策なのです。

逆に言えば、いくら突発の仕事が生じようと、1日のうち70%以上も時間が取られることはない、ということです。

だからこそ、確実に自分でコントロールできる時間に見合う分だけ、重要な2割の仕事の予定を立てておけば、優先順位の混乱を生じることもなく、生産性の向上も望めることになります。

ただし、“仕事に時間を張りつける”という、タイムマネジメントの基本を忘れないでください。残念ながら、「10時からの1時間に、どの仕事をしようか」という考え方をする人も多いのです。

まず優先順位によって仕事を選択し、次いでその仕事をいつやるのかを決定する。この手順を間違えては、優先順位の混乱を生じることにもなり、それでは生産性の向上も望めません。

●目標設定の30%ルール 1.現状の先見性アップ  一般的な管理者は5〜10%の時間しか主体的に管理していない。その時間を30%まで引き上げると、仕事が大きく変わる。

また、30%以上管理しようとすると突発業務により管理できないことも生じ3日坊主で終わる。


=「図解 仕事ができる人のタイムマネジメント」東洋経済新報社刊p168より引用=


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