メールマガジン「瞬〜またたき」
■今回のワンポイントレッスン

◎2008/12/1発行
□仕事を変えよう□
***二週間に一度は仕事の棚卸し***

仕事の棚卸しは、プランニングの前提ともなる作業です。
みなさんは、自分が今、いくつの仕事を抱えているかを、明確に把握していますか。とくに重要ないくつかの仕事については、「いつも頭から離れない」という状態で、把握してはいるでしょう。しかし、これまでの企業コンサルティングの経験では、すべてを即座に言える人はまずいない。“事前にわかる仕事”が把握できていない状態では、“突発的に生じる仕事”に的確に対応できるはずがない。
仕事の棚卸しとは、頭の中で記憶しているだけではなく、仕事のすべてを書き出し、記録することです。これによって、それぞれの仕事の期限、内容、優先順位、投下時間を明確に把握できるようになります。それができれば、次の段階に進むことも容易でしょう。何から始めなければならないのか、どの仕事を誰に委任すればいいのか、それが決定できるのです。すなわち、今すぐ自分でやる仕事(A)、後で自分でやる仕事(B)、他人でもいい仕事(C)に、仕事を仕分けすることができる。
ほとんどの人は、これを頭の中でやっているのですが、それで本当にすべての仕事を管理できているでしょうか。残念なことに、記憶だけでは、必ず抜け落ちてしまうものです。さらに、仕事を委任した社員の、仕事への意識を明確にさせるためにも、記録に残すことが有効です。何より、突発の仕事が生じたとき、頭の中だけで管理しているだけでは、優先順位などが、必ず混乱してしまいます。
ただ、間違えないでほしいのは、仕事の内容と目的を混合しないこと。企業コンサルティングをする際、実際に棚卸ししてもらうと、「営業成績の向上」「部下の教育」などと列記する人が意外に多いのです。「営業成績の向上」は仕事の目的であり、そのために行う「顧客訪問」や「営業会議」などが、リストアップする仕事なのです。

●仕事の棚卸しの実施要
1.2週間に1回を目途に実施する
2.未処理事項を書き出す
3.未処理事項に優先順位をつける
4.未処理事項に時間を貼り付ける(開始と期限)
5.未処理事項に人を貼り付ける

長期間未処理のままの仕事は、とっても重要な仕事かどうでもいい仕事のどちらか


=「図解 仕事ができる人のタイムマネジメント」東洋経済新報社刊p164より引用=


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