メールマガジン「瞬〜またたき」
■今回のワンポイントレッスン

◎2008/10/1発行
□タイムマネジメントで改善、改革□
***夢を実現する目標設定法***

もう一つの手法は、変革型の目標設定法です。改善型が、今の自分を把握することが出発点であったのに対し、こちらは自分の将来の姿が出発点となります。まず、大金持ちになりたいとか、部長になりたい、日本一のセールスマンになりたいなど、自分が将来、こうありたいという姿を想定します。

次いで、それを実現するには何が必要かを考える。いわば実行分野を設定するのです。日本一のセールスマンを目指すのなら、営業トークを身につける、商品理解力を深めるなど、少なくとも二つ、多くとも八つの分野を決める。次のステップでは、選択した実行分野の目標を設定する。身につけるべきセールストークの実行目標として、どんな客でも説得できるセールストークという目標を設定します。

そこからさらにブレイクダウンを繰り返し、具体的な行動計画を、段階を経ながら立てていきます。まずは自分が苦手とする押しの強いトークを身につける、そのために部長のトークを真似る、さらに自分のチームのトップセールスマンのトークを自分のものにするというように、目標を設定しながら、現在の自分に近づいてく。

また、得意先の担当者の中で、いつもうまくトークできるタイプを相手に、さらの上手にトークするには何が必要かを見極め、その手法を身につけることを目標とする。あるいは、苦手なタイプを相手にするのに必要なものを、次の目標とする。

こうして、徐々にブレイクダウンして、今の自分に近づいていく。一見すれば、夢物語のような将来像が、今の自分の姿と、確実に目に見える線としてつながっている。それが実感できるのが、この変革型の目標設定法なのです。

※変革型目標設定
⇒ 夢・将来ヴィジョン ⇒ 実行分野の設定(特定) ⇒ 実行目標の設定(思いを数字で) ⇒ 行動計画(具体的活動リスト)の策定


=「図解 仕事ができる人のタイムマネジメント」東洋経済新報社刊p154より引用=


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