メールマガジン「瞬〜またたき」
■今回のワンポイントレッスン

◎2008/8/1発行
□タイムマネジメントで改善、改革□
***目標設定と専門知識の向上***

仕事を効率よく遂行するには、目標が必要です。これはスポーツでたとえればわかりやすい。サッカーの日本代表も、ただ「頑張れ」と言われるだけでは、何をどう頑張ればいいのかわからず、ベスト・パフォーマンスを発揮できない。W杯一次リーグ突破という目標があれば、具体的に何をやるかが見えてくる。ベルギー戦の準備として何をするか、ロシアに勝つための戦術とは何か、チュニジアとの試合では誰が何をするのか、成すべきことが具体的に把握できるのです。

目標を設定するときに肝心なのは、その目標が妥当なものであること。では、妥当な目標とは、どんなものなのか? この点、世にあるビジネス指南書などでは、「ちょっと頑張ればできる」くらいが妥当な目標だと説いています。この説明だけでは不親切ですが、これを具体的に言えば、たとえばこれまで1時間かけてやっていた仕事の場合、「投下時間を10分だけ短縮して、50分で遂行する」ことが、ちょっと頑張ればできる目標となるのです。この手法は、会議や報告書の作成、営業マンなら顧客訪問など、継続的にやる仕事の目標設定に適しています。

もう一つの目標設定法は、今までとは違う取組みにチャレンジしてみることです。これは企画型の仕事に適しています。たとえば、新入社員の歓迎式という仕事をする場合、会場を変えるとか、新たなイベントを企画するなど、何か違った要素を一つ二つ取り入れることが、ちょっと頑張ればできる目標となるのです。そしてみなさんにぜひ理解してほしいのは、ちょっと頑張ればできる目標を設定することは、専門知識のワンランクアップにつながるのです。一時間かけていた仕事が50分でできるようになり、専門知識の質が上がり、量が増えることになるのです。みなさんのスキルアップのためにも、目標設定は重要なビジネス要素なのです。

=「図解 仕事ができる人のタイムマネジメント」東洋経済新報社刊p146より引用=


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