メールマガジン「瞬〜またたき」
■今回のワンポイントレッスン

◎2008/7/15発行
□タイムマネジメントで改善、改革□
***生産性を決定づける専門知識***

生産性の向上を図るために必要なスキルとして、コミュニケーション・スキルと仕事の進め方の知識、専門知識であることは、すでに説明してきました。

しかし、コミュニケーションと仕事の進め方にはページを費やしてきましたが、専門知識について詳しく語ることはしませんでした。それというのも、専門知識は業種や業態、各人の職種やポジションによって異なるからです。つまり、一般化して語ることができない。だから、頑張って修得してくださいとしか言えないのです。

しかし、内容は一般化して語れなくても、どうすれば効率的に修得できるか、その方策なら提示できます。専門知識を増やすには場数をこなすこと、つまり一つでも多くの仕事を経験することです。新しく経験するだけ、専門知識は増える。その際、大切なのは、自分なりに仕事の出来不出来を評価し、その要因を整理・分析することです。これをやることで、得られる専門知識をより質の高いものにすることができるのです。

逆に、整理・分析をしないと、せっかくの専門知識も生半可なものでしかない。それどころか、時間がたつにつれて、きれいに忘れてしまうことにもなりかねない。そうなっては、ただ新しい仕事をやって、終えたというだけで、せっかくの経験が効果的に次につながらないことになってしまうのです。

ですから、専門知識を質、量ともに効率的に修得する最良の方策は、新しい仕事に取り組む度に、その仕事の評価、出来不出来の要因を整理・分析を行うことを習慣とすることなのです。

仕事の科学研究会では、専門知識を蓄積するためのフォーマットを作成しています。

=「図解 仕事ができる人のタイムマネジメント」東洋経済新報社刊p144より引用=


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