四隅の時間で
タイムマネジメント
■現場レポート

◎2009/8/15発行
 「タイムマネジメントエッセイ」

ほとんど太陽が見えない夏がとうとうお盆まで続いてしまいました。ちょっと心配です。

さて、今回はみなさんにご報告です。

只今、年内に「タイムマネジメントエッセイ」を出版すべく奮闘中です。

いままでの10数冊の本は全てタイムマネジメントの考え方や具体的なハウツウを教科書風に展開したものでした。
その手法はタイムマネジメントとかワークライフバランスとかホワイトカラーの生産性向上だとかが今ほど熱心ではなかった日本においては良かったと思います。

しかし、昨今の様子を見ているとタイムマネジメントに興味のある方だけに読んでいただく企画ではもったいないと感じるようになりました。今までタイムマネジメントにあまり興味はなかったものの興味を持たざるを得なくなった人や興味を持ちつつある人に、気軽にタイムマネジメントを理解していただく内容として「エッセイ」は適していると判断しました。あとは出版社の編集の方々が賛同してくれるかどうかです。

このメルマガも多くの出版社の編集ご担当者様に届いているはずです。営業で恐縮ですが、原稿は7割方できております。お問い合わせください。

以下にほんのさわりを紹介します。


時間厳守

会議室に「時間厳守!!」と貼り紙をしてある会社をよく見かける。仕事柄、そのような貼り紙のあるところで、セミナーやトレーニングを行なうことがある。多分、社長なり、経営幹部が指示して貼ってあるのだろうが、その手の貼り紙は要注意だ。

まず、第一にどうしてそんな貼り紙をしているのかと考えれば、時間にルーズだからに他ならない。貼り紙をすることによって、当社の社員は、時間にルーズですと、公言していると同じだ。「おー!!はずかしい!!」と私なら思う。

ところが、同じ貼り紙でも、「おわりの時間厳守!!」となっていると、状況は大きく変わることになる。

まず、その貼り紙に気がついたお客様は「おわりの時間って何ですか?」と質問するか、または自問自答しているはずである。残念にも、その両方でもないお客様もいる。そんなお客様とは、取引しないこと、感性のない人と仕事をして楽しい訳もなく、成果が期待できる訳でもない。さっさと縁を切ることだ。

さて、お客様に対する答えだが、「当社では、会議のはじめの時間より、おわりの時間を大事にしています。時間どおりにはじめるより、時間どおりにおわることが大事という企業風土なんですよ。」と答えるだけで、あぁこの会社は、普通の会社と違うと、お客様は思ってくれる。思ってくれたらしめた物、同業他社との差別化を達成した瞬間ということだ。

そうか、ここの会社は、会議のおわりの時間を大事にしている訳か?ダラダラ会議もなく、キビキビと仕事をしているのだと、勝手にいいように評価してくれるはずである。

また、そんな貼り紙の前では、お客様も、ダラダラ商談はできないはずだ。突然のお客様の来社で、かつ、長話でもされたら、たまったものではないが、貼り紙の使い方しだいで、大きく改善は可能だということだ。



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