四隅の時間で
タイムマネジメント
■現場レポート

◎2008/12/15発行
 「びっくりのビジネスデータ」


今年最後の現場レポートです。

今年もいろいろとありがとうございました。厳しい経済環境となってきましたが、こういう時こそ一人ひとりの基礎力を向上させて難局を乗り切りたいものです。小協会も全力で本年同様来年も一人ひとりのスキルアップに全力であたりたいと思います。

来年から公開する予定の小協会が独自に収集した興味深いビジネスデータのさわりを、今年の最後のレポートとさせていただきます。

・仕事の遅れっぷりの悪化
2002年のNPO設立以降セミナーやコンサルティング収集した、ビジネスパーソンの仕事の遅延度のスコアを時系列で並べると、年々悪化の傾向が顕著です。仕事の量が増えたのか、マネジメントスキルが低下したのかはこのデータからだけは判別できませんが、確実に仕事が遅れる傾向にあります。期限が守れないだけでなく、業務内容の質の低下も生じているというのが小協会の遅延の定義なので、この傾向に歯止めをかけないと、経済環境の悪化だけでなく社員、構成員のスキルダウンで組織が内部崩壊する危険すらあるように思います。来年はこの対策もNPOとして具体的な提言をしていきたいと思います。

・ストレスの悪化傾向
仕事の遅延と同様に一人ひとりの社員のストレスの年々悪化傾向が顕著です。

・セルフマネジメントスキルの低下
時間の使い方、仕事の目的の把握の仕方、優先順位の付け方など、仕事を処理するうえで基礎力と思われるスキルの低下傾向も顕著です。

これらのデータを見ていると、経済環境の悪化はサブプライムローン問題が引き金にはなりましたが、本質的なところでは、社会の構成員のマネジメントスキルの低下もボディブローのように影響していたのではないかと感じてしまいます。 いずれにしましても、どうやら一人ひとりのマネジメントスキルの向上は急務になってきたことだけは確かな2008年だったといえると思います。


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