四隅の時間で
タイムマネジメント
■現場レポート

◎2008/6/15発行
 「時の流れ」


2008年6月3日(火)午後4時40分に一人娘の歩(あゆみ)が他界しました。

メルマガで報告することは悩みましたが、私の仕事と娘とは深い関係があるので、あえて報告することにしました。

このメルマガやトレーニングコース、書籍や講演などで皆様と接点を持つことができましたのは娘の存在があったからです。

彼女が5歳の時に「コケイン症候群」という難病であることが判明しました。時を同じくしてサラリーマンの私は福岡への転勤の内示を受けました。そして内示を断り独立することにし、紆余曲折ののちタイムマネジメントのコンサルタントとして19年間やってきました。

というわけで間接的ではありますが、間違いなく娘の存在がなければ、皆様と私の接点はなかったと思います。

この半年間に何度か緊急入院し、担当医からその都度厳しい診断をくだされましたが、なんとか持ち直していました。病気自体も早老症なので長生きはできないと、診断当初からそれなりの覚悟を決めていました。入院が重なるたびに覚悟も更にしっかりしたつもりでした。しかし、実際に彼女の時間が2008年6月3日で止まり、私や家内の時間はそれとは無関係に勝手に流れつづけている現実には、事前の覚悟だけでは到底太刀打ちできるものではありませんでした。

そして今日もまた一日が過ぎると、6月3日が遠くなります。遠くなるたびに少しづつ日々の生活に戻っている自分がいます。

しかし、タイムマネジメントの仕事に携わっている限り、独立しコンサルタントとして娘の傍にいようと思い、娘と一緒にいた時間に戻れる、そんな気がしています。


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