四隅の時間で
タイムマネジメント
■現場レポート

◎2008/2/15発行
 「どんな業界に効果がありますか?」


タイムマネジメントのスキルが誤解されていたり、良く理解されていないことを端的にあらわしているのがタイトルにある質問です。「行本さんの専門分野はどんな業界ですか?」とか「タイムマネジメントが効果をだす業界・業種は?」などの質問です。

ところで、当方は世間一般にあるような営業を一切しておりません。お問合せをいただいたお客様に個別に対応させていただいております。こちらから営業活動を行うことはありません。しかし、ここのところセミナー会社さんなどからのお問合せで「タイムマネジメントトレーニングを商材として取り扱いたいので、御社のトレーニングコースを営業したい」という内容のものが増えてきました。そして一部のセミナー会社さんと業務提携し、セミナー会社さんが当方のタイムマネジメントトレーニングの営業をしています。

そこで、今まで経験したことのないようないろいろな出来事が生じてきました。提携したセミナー会社さんから「過去の導入事例で成果の出た会社・業界を教えてください」とか「先方に詳細な説明をしたいので同行してもらえませんか?」などの質問や依頼です。

提携しているセミナー会社様には大変失礼な物言いとなるのは百も承知ですが、タイムマネジメントや当方のノウハウを十分理解しないでお客様に接しているのではないかという不安がよぎります。タイムマネジメントが誤解されたり、当方のノウハウが間違ってお客様に伝わったりと営業活動が増えるほどマイナス面も多くなる危惧を感じたので、先週当方のノウハウを営業する人たちを集めて一日コースを実施し、ノウハウの徹底を図ることにしました。

タイムマネジメントを営業するとすれば、一番の難問はターゲットが絞れないということです。つまり、特別に効果の出る業界・業種はないということです。逆をいえば効果の出ない業界・業種はないということでもあります。全ての働く人に当てはまるスキルですし、全ての人に一番必要な技術になりつつあるスキルです。特に当方のノウハウの根底には、「仕事のしくみ」(どんな人にも、どんな仕事にもあてはまる仕事の普遍性)があります。

タイムマネジメントを営業したいという人たちでさえタイムマネジメントを十分に理解できていない現実があります。タイムマネジメントを多くの人に理解していただくにはまだまだ時間がかかるなあと改めて覚悟をあらたにした先週の緊急セミナーでした。


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