四隅の時間で
タイムマネジメント
■現場レポート

◎2006/8/1発行
 「成果出ています」


先日、ある企業で一日研修のあとに実施する一ヵ月後のフォローアップ研修を行いました。2時間の程度の時間で、参加者の方々のタイムマネジメントの取組みとその成果を発表していただき、私がコメントをつけておさらいをするパターンです。

取組みが順調な方もいれば、具体的には何もしていない方も当然います。しかし、具体的には何もしていない方も、研修で学んだことを意識していたり、仕事の捉え方がわかったことによるストレスの軽減はされているようでした。当方としても一安心です。

そんな中に市販のポケットサイズの手帳を使って「仕事の棚卸し」を4週間続けた参加者がいました。拝見すると細かい字で何ページにもわたりびっしりと書き込まれていました。終わった仕事には赤線が引かれているその手帳をみると「すごい!」の一言でした。

「いやー凄いね」と私。「えーまあ」と彼。「毎日やってるの?」「えーほぼ毎日」「4週間良く続いたね!」「ありがとうございます。研修の翌日にやってみたら、仕事がはっきりして・・」「何か効果があったんだ?」「突発が生じても焦らなくて済んだことや次に何やるかの仕事の組み立てができるようになったりとか、その日から効果があったので続けられました。残業時間も減りました。」「それは良かった!タイムマネジメントは仕事の管理だから仕事を明確にするのははじめの一歩だからね」などと話しながらあっという間にフォローアップ研修は終了しましたが、終了後彼の周りには「見せろ、見せろ」と同僚が集まっていました。

これで、この企業の若手の参加者に確実にタイムマネジメントが根付き始めたなと感じながらその企業をあとにしました。


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