四隅の時間で
タイムマネジメント
■現場レポート

◎2006/2/15発行
 「思わぬところで」


先日名古屋で中部産業連盟さんのセミナーのあと、中部産業活性化センターさんの機関誌CIACの連載の原稿打合せをし、どうせ遅くなったことでもあり、最終の新幹線まで時間があったので、サラリーマン時代の後輩を呼び出すことにした。

かつての部下とはいえ、名古屋支店の副支店長となっている後輩を突然電話で呼び出すのは、あまりに失礼、当時のパワハラのなごりそのものである。

それでも、彼は、快く同意し、私の時間つぶしにつきあってくれた。

しかし、年月が経ち副支店長ともなると偉いもので、パワハラしたかどうかは、さだかではないが、彼の部下を二名引き連れて来た。

一人にサラリーマン時代、私が初めて管理職になった時に、チームに配属されて来た新人で、今やグループリーダー。当時の私より職位は上。18年ぶりの再会に感激。もう一人は、私は初対面と思ったのだが、新入社員の時から、私のファンだという。どうやら、新入社員への各部門の業務説明での私の説明に感銘を受けたようだ。(私は、そんなことをした記憶すらないのだが)

そのファンだという彼が、宴席につくなりカバンからCIACを取り出し、「毎月読ませていただいています。ところで、この今のここに書いてあることについて、もう少し詳しく説明してください。」と切り出されてしまった。

時間つぶしのつもりが、無料でのショートセミナーに早がわり。

「やられた!さすが名古屋人!」と妙に感動しながら、転勤早々の副支店長も立派に名古屋で業績を残すだろうと安心した瞬間だった。


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