四隅の時間で
タイムマネジメント
■現場レポート

◎2005/5/1発行
 「面食らって、うろたえてしまいました」


20年近く、この仕事をしているとどんな質問が来ても、うろたえることなく、スラスラ、サラサラと答えることができると思っていた私が未熟者でした。

先日、ある食料品メーカーさんの、部門でのタイムマネジメント導入のキックオフ(立上げ)講演を行ないました。

女性メンバーが部門長を説得し、取組むことになったプロジェクトなので、当日も女性の社員の方が進行を取仕切っていました。

講演には部門外の方々も多数集って、100名近い方々の熱気で、私もついつい乗せられ気分良くお話しをさせていただきました。とっても明るくていい雰囲気の組織で、タイムマネジメントの導入を検討するところも様々だなぁと感じた次第です。

講演も無事終り、質問タイムとなり、幾人かの方へ私が質問したり、されたりしながら、この時間も順調に進んでいたのですが、最後に進行役の女性が「最後に私からも質問いいですか?」と発せられたので、気分よく「どうぞ、どうぞ」といったのが失敗でした。

突然私の耳に「私のこと好きですか?」という言葉が入って来たような気がしました。

思わず、一歩あとずさりしながら「え?!」と聞き返す私がいました。50にもなって、うろたえるなと自分を激励しながら、「すみません。もう一度、言っていただけますか?」

そしたら、素敵な笑顔で、「先生は、いろんな会社で、ご講演やセミナーをやっていると思いますが、今日の私たちのことを気に入って下さいましたか?」との質問が返ってきました。長いコンサルト経験でも初めての質問でした。瞬間的に、「とっても、とっても気に入りましたよ。一緒にタイムマネジメントを取組むのが楽しみですね」と答ながら、まだまだ修行が足りんと深く反省した一日でした。

帰りに頂いた商品のセット、おいしかったです。この場を借りて、お礼!!

それと、あんまり際どい質問は、勘弁ね。


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