四隅の時間で
タイムマネジメント
■現場レポート

◎2005/4/1発行
 「労働組合が熱い」


NPO法人を設立してから、労働組合さんの講演の依頼が格段に増えた。NPOという組織形態のせいというよりも、どうやら「タイムマネジメント」「時短」「ホワイトカラーの生産性向上」の取組みが「待ったなし!」の状態になってきたからだと思う。それも、労働組合が春闘の要求の中に、この手の課題を取上げているところが多いということは、現場で働く一人一人の従業員は、のっぴきならないところまで追い詰められている証拠でもあるように思う。

先日も、ある医療機器メーカーさんの労働組合さんの年次総会に呼ばれ、講演させていただいた。呼ばれた理由は「春闘のテーマに”時間管理”を取上げてみたものの、その具体策がなかなかわからないので、講演で指導して欲しい」ということだった。それも、その総会の数日前の依頼というあわただしさだった。よほどせっぱ詰まっていたのだろう。たまたま、総会の日が、土曜日だったので、こちらは休日を一日返上すれば良いだけなので、受託した。セミナーや、トレーニングコースでは、必ずつけるWebでのフォローアップを今回はご依頼の主旨を考慮し、つけることにした。そうすると、Webでの業務診断が、その企業の従業員の方々から、毎日送信されるようになった。その状態は一ヵ月経過した今も続いている。

本当に、日本企業にタイムマネジメントが必要な時代にやっとなったと感じる出来事の一つではある。どうやら現場で「人が足りない」企業が確実に増えているようだ。


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