四隅の時間で
タイムマネジメント
■現場レポート

◎2005/2/15発行
 「お出迎え」


先日、名古屋にある企業支援団体の1日トレーニングに行ってきました。参加者は20数名のトレーニングでした。

この団体とは、NPO設立当時からのお付き合いで、今回は5回目のトレーニングとなります。その中に、毎回、従業員を送り込んで来る会社があります。今回も複数名、参加してらっしゃいました。第一回目に専務さんが参加したのをきっかけに毎回の参加です。

ちょっと気になったので、主催者の担当者の方に、「今回も参加なさってますね」と聞いたところ、大変面白い話が聞けました。

「トレーニングが終わる頃には、専務さんいらっしゃいますよ。多分。」とのことでした。どうも毎回、トレーニングの終わった従業員の方々を出口でお出迎えしているとのこと。気づかなかった自分がちょっとはずかしくなりました。

「一日お疲れさん。一番印象に残ったのは何?」などと、一人一人に感想を聞き、夜の街に連なって消えて行くのだそうで、多分、一日のトレーニングの内容を酒の肴にしながら、意見交換をしているとのことでした。

講師としても、うれしい話しだが、さずが商売達人の愛知だなとも感心させられました。

参加者にとっては、強烈な復習効果になり、経営者にとっては、企業における共通言語をトレーニングカリキュラムの言葉で実現するという一挙両得の取組みといえる。

トレーニングが終わってもお出迎えのない我が身としては、とてもうらやましいかぎりであった。


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