四隅の時間で
タイムマネジメント
■現場レポート

◎2005/2/1発行
 「経営者だけが孤独じゃない」


先日、ある金融機関で、休日を返上して一日の勉強会を実施しました。テーマは、一年間の「支店目標の策定」です。6支店71名の方に参加いただき実施しました。

午前中は、階層別のグループ討議で「強み、弱みの把握」を実施しました。

午後は、支店別にグループ討議を行ない「強み、弱みの把握」、支店目標策定の具体策として「顧客接点、強化策」をまとめていただきました。

一日のカリキュラムとしては、かなりハードでしたが、みなさん積極的に取組んでいただき、全てのカリキュラムを消化することができ、私もホッとしました。

一日の勉強会が終り、参加者の方々の感想文を読んで、ビックリ、愕然としました。

勉強会の目的は、年度目標の策定にあったのですが、「私だけじゃなかった」とか「他の支店でも同じようなことがあることがわかって安心した」とか「同じ悩みの人がいて、心強く思った」などの感想がゾロゾロ出てきました。

組織がフラット化することにより、一人一人が分断されている現実がそこにはありました。

仕事は一人ではできません。だから、チームや組織が存在する訳です。しかし、今の現状は、「孤独」で相談することもできず、悶々としている従業員がいかに多いかということです。これでは、本来持っている力の50%も出せないだろうなぁと思います。

一人一人が力を100%発揮するには、コミュニケーションを根底から変える必要があると強く感じた一日でした。


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