四隅の時間で
タイムマネジメント
■現場レポート

◎2005/1/15発行
 「上手に聞けてた?」


あけましておめでとうございます。本年も皆さんと一緒にタイムマネジメントに勤しみ(いそしみ)たいと思っています。

さて、今年皆さんに取り組んでいただきたいのは「聞く力をつける」ということです。
なぜかというと、すでにこのメルマガの読者の方はご存知だと思いますが、仕事を分解すると「自分ひとりでやる仕事」と「他人と共同でやる仕事」の二つになります。そして、その割合は4:6で「他人と共同でやる仕事」の方が多く、かつその仕事にはコミュニケーションは不可欠です。さらにそのコミュニケーションを分解すると「聞く」「話す」「読む」「書く」の四つのスキルがあって、それぞれの使用割合は45:30:15:10となって「聞く」が一番多いことになります。つまり、聞くことが上手にいかないとコミュニケーションもまずくなり強いては仕事そのものも成果が出ないことになります。

昨年のある企業の研修で、コミュニケーションのセッションの最中に非常に興味深い発言をされた参加者の方がいました。「話すこと、書くことは上手にやれたか判断できるけど、読むこと、聞くことはその判断が難しい」という意見でした。

なるほど!と私も感動し、以来「上手に聞けてた?」と話し手に確認をとる運動を展開させていただいております。

なんせかんせ、調査すると聞き手は話し手の30%しか理解していないというとんでもない結果となりましたので、これでは2005年を幸せな一年にすることも困難です。

みなさんも「上手に聞けてた?」運動に積極的にご参加くださるようお願いし今年一回目の現場レポートとさせていただきます。


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