四隅の時間で
タイムマネジメント
■現場レポート

◎2004/11/15発行
 「二つの涙」


先週末、岐阜青年会議所(JC)の例会でセミナーを実施しました。といっても、実は私がやった訳でなく、JCのメンバーが講師となり実施しました。私の認定トレーナー以外がセミナーを行うのは初めての試みなので多少の心配はあったのですが、無事終了しました。

数ヶ月前から講師役のメンバーが当方の普及セミナーなどに参加し勉強しての本番だったのですが、ここ二週間の平均睡眠時間は、数時間だったようで、当日私がお伺いしたら、会場設営しながら、皆さん目が真っ赤に充血していました。ああ準備が大変だったんだなあと思いながら、講師役のメンバーを見ると晴れやかな顔つきだったので、レクチャーは大丈夫だなと確信しました。

午後からのセミナーではありましたが、実際、心配だったので、朝一番で岐阜に入り、フォローする予定でしたが、その心配は無駄に終わりました。セミナーも立派にやっていただいて、私も「なるほど、なるほど」とうなずきながら聞かせていただきました。
 ところが、彼のレクチャーの後に、私がまとめで20分程度お話をしたのですが、これが大きな(?)事件につながってしまいました。

セミナー終了後、準備委員会のメンバーと打上げに参加させていただきましたが、講師役のメンバーが男泣きしています。理由を聞くと「悔しい!!」とのこと。当方は「?」となってしまいました。自分のレクチャーと私のレクチャーを比較したようで、長い時間準備したにもかかわらず、私のようにはできなかったのが、よほど悔しかったようで、男泣きになったようです。これには、正直私も感動してしまいました。悔し涙を流すほど一生懸命やってくれたんだなあと思い、このレポートの場を借りて、正式トレーナーは無理なので、名誉トレーナーとして認定させていただきます。そんなこんなの中で、実行委員会の女性メンバーが、席上であいさつをすることになりました。手際の良いテキパキとした女性で、セミナー中も充分にディレクターの役割を全うしていました。その彼女が、挨拶の最中に突然、「ありがとう!!ウェーン」と号泣となってしまい、またまたビックリ&感動でした。悔し涙とうれし涙の違いこそあれ、全力で「とことん」やった人にしかわからない涙に接することができ、とても幸せな気分になれた岐阜セミナーでした。


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