四隅の時間で
タイムマネジメント
■現場レポート

◎2004/6/1発行
 「企業不祥事とタイムマネジメント」


ここ数年企業の不祥事がマスコミを賑わしています。

今年の経団連の勉強会のテーマも「企業の社会貢献について」でした。詳細は、この勉強会に参加していないので知りえませんが、企業の不祥事がその背景にあるのは容易に推測できます。

そして、このことは「企業モラル」の問題として取扱われています。しかし、「企業モラル」という実態のない極論すれば「得体の知れないもの」で対処できるのでしょうか?タイムマネジメントのコンサルタントとしては大変疑問です。

ここ一連の企業不祥事の共通点を見れば、不況と密接な関係にあるように思います。つまり、「お金」がらみです。リコールするとお金がかかる。外国産の肉でもごまかせば、補助金が手に入る。などなど、お金です。会社の収益(数字)に直結しています。

このことを考えると、仕事には質と量の二面性がありますが、お金という「量」に重点をおきすぎた結果の不祥事のように思えます。

ですから、企業経営において、質と量のバランスを崩していると、今回のような不祥事は、どの企業でも発生する危険性が高いと思います。

ノルマ、数字一辺倒になっている企業では、仕事の質(従業員研修や仕事のプロセス、仕事の目的把握)などに今一度、力を入れ直すべき時期だと思います。


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