メールマガジン「瞬〜またたき」
■今回のワンポイントレッスン

◎2009/2/1発行
□仕事を変えよう□
***プレゼンテーションの基本***

コミュニケーションのスキルの中でも、とりわけプレゼンテーションの技術は重要です。

仕事が自分と他人の共同作業ですから、自分の意思を相手に伝え、同意していただき、動いていただくことは、仕事の成果に直結する技術とも言えます。

つまり、プレゼンテーションとは、自分の見解を伝え、相手に動いてもらうことです。このように考えると、プレゼンテーションの要素もはっきりしてきます。

まず自分の見解を伝えるということを考えてみましょう。情報発信の基本は、主客のバランスですから、主観としての自分の意見、経験と客観としての事実、事例を相手に伝えることは、絶対条件です。

次に、相手に動いてもらうということを考えてみましょう。動いてもらうということは具体的な行動を起こしてもらうことですから、具体的に動いてもらいたい行動の内容を伝える必要があります。更には動きたくない人を動かす必要も生じます。その際には、動くことによって、どんなご利益(メリット)があるかも伝えなければなりません。

つまり、プレゼンテーションは、四つの要素から成り立っているということです。発信者の気持ち・見解、事実・事例、具体的行動計画、ご利益(メリット)。

そして、一番大事なことは、この四つを伝える伝え方にあるということです。つまり、何かを伝えるかではなく、どう伝えるかという伝え方が成否をわけるポイントです。

ベストセラーになった「チーズはどこに行った」という本があります。この本などは、プレゼンテーションの良い見本です。この本で言っていることは、誰でも知っていることです。しかし、その伝え方が上手だったのでベストセラーになったと私は思っています。

●作業の考え方
 @プレゼンテーションの良し悪しで業績は大きく変わる。
 Aプレゼンテーションを効果的に行うために、POVシートを活用する。
 B120点のプレゼンテーションは無理でもコンスタントに80点以上のプレゼンテーションは実現できる

●作業の方法
 @プレゼンテーションの持ち時間を3分と考える。
 Aそうすると自動的にフォーカスポイントがはっきりする。
 B何を話すかより、どう話すかのほうが大事(話し方の順番、ストーリーづくりがポイント)。
 C聞き手にとってのメリットはできるだけわかりやすく説明する。
 D客観的な事実を数字で語ったり、新聞記事で補足したりすると説明に信頼性と厚みが増す。
 E話し手の気持ち、感じていることも付け加えると親近感が聞き手に伝わり説得しやすくなる。
 F最後にこれからどうするかの行動提案を必ず実施。


=「図解 仕事ができる人のタイムマネジメント」東洋経済新報社刊p172より引用=


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