四隅の時間で
タイムマネジメント
■現場レポート

◎2004/12/15発行
 「“素直”で行こう!!」


今回メルマガの代行を仰せ付かった、スタッフIだ。いやいや、随分重要な仕事なのに軽く返事をしてしまったな。と後悔気味だが、請けたものはやるしか無い!という事で、負けず嫌い根性で頑張ろうと思う。

ここ数ヶ月、私は色々な企業のセミナーに同行している。「この方達はすごい頭が良い!」と大絶賛したい受講生もいれば、「おいおい、寝てる場合じゃないだろ〜」と唖然としてしまう方もちらほら・・・。ま、それはおいておいて、この場を借りて、最近私がセミナー同行した企業で気が付いた事を皆さんにお知らせしようと思う。

私がセミナー同行して、最初の休み時間に必ず行本さんに聴くことがある。それは、「今回の受講生の反応はどうですか?」だ。無論、毎回行本氏にも、「君はどう感じた?」と聞き返される。その日の私の答えは、「上司の方々は反応が良いけど、若手の方々は、あんまり興味が無さそうですよね。」だった。その答えの根拠は、私が後方から見た感じ&行本氏の講習に対する反応から私が感じたものだ。私は心の中で「どうだ!当たってるはずだ。最近は人を見る目も付いてきただろぉ。」と自信満々に答えだったのだが・・・以外や以外、行本氏は「本当に?俺はそう思わないけど。ま、最後まで見ててみなさい。」との事だった。あれれ???どう言うこと?と思っていたら、あっという間に、その日の講習も終盤に差し掛かっていた。行本氏が言ったとおり、ちゃんと受講生を見ていたが、それでも私の答えは変わらず、上司はやる気が在って、部下には無い。だったのだ。

“あの・・まだ全然答えが見えてこないんですけど”と思ったその時だ!!!よく見ていると、明らかに講習の最初とは雰囲気が違う。若手は最初は訝しげだったのに、中盤になると積極的に質問し、また行本氏の出した課題に、スラスラ答えている。反面、上司たちは段々、集中力がなくなってきているのか、口ごもったり、あやふやな感じなのだ。(私は思わず“分かったぞ〜!”と叫ぼうかとも思ったが、その場は辞めておいた。)

ようは、上司はちゃんと聞いているふり、分かったふりをしていたのだ。しかし、若手は違う。しっかり、自分たちに取り入れようとし、納得がいかないところは突っ込む、決してふりではないのだ。(くそぉ、行本氏は最初から気が付いていたな〜と悔しい思いもありつつ。)

若輩者の私が言うのも何なのだが、あえて言わせてもらおうと思う。まず、最初にこれを読んでいる上司の皆さん、「聞いてるふり、分かっているふりは良くないですよ。今更・・・って思っても、耳を傾けて見て下さい。そして、理解できなかったら、素直に質問してみて下さい。」次に、若手の方々!「初心を忘れずに何にでも貪欲に行ってください。そして自分が上司になった時にもその心を忘れないでください。」


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