四隅の時間で
タイムマネジメント
■現場レポート

◎2004/7/1発行
 「書籍とセミナー」


先日、名古屋で実施した中産連さん主催の一日セミナーに拙著を全部読んでいるという方が参加していました。

最初の「セルフマネジメント・スキルBOOK」(TBSブリタニカ)から「最強の会議力」(エクスナレッジ)までの8冊を何度も読んでいただいているそうで、私としては嬉しい限りです。

その彼がセミナーに参加した動機は「著者に会ってみたい。」「本をベースに自分なりに工夫してきたことを確認したい。」の二つでした。

終了後、感想をお伺いしたところ「直接、話を聞くのと本では大違い!」との返答だったので、「そんなに違いますか?私としてはセミナーの内容も本の内容も同じつもりなんですが・・・」と返答の途中に「本にも書いてあるようにコミュニケーションの問題ですね。本は一方通行ですが、セミナーは相互通行、おまけにニュアンスまでわかる。セミナー料金が本の価格の10倍以上なのも納得ですね。もっと早く受講すれば良かった。」と返されてしまいました。

本の著者としては、十分に伝え切れていないと深く反省すると同時に、独自に開発したノウハウを気に入って実際に採用されていることには喜びも感じる複雑な気分でした。


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