四隅の時間で
タイムマネジメント
■現場レポート

◎2007/5/1発行
 「今日は何のセミナーでしたっけ?」


ある団体様との共催セミナーのあとに、その団体のセミナー担当者がやってきて「本日はお疲れ様でした。あっという間の一日で、こんなに短く感じるセミナーは初めてでした。」と目を丸くさせて声を掛けてくださいました。

私はすかさず「タイムマネジメントを長年やっていると時間を早回しする技術も身につくんですよ。」とほんの冗談で返答したところ、「ええ!そんな技術がやっぱりあるんですね!?今日はその業を使ったんですね?」と真顔で質問されてしまいました。

そんな時間を早回しする技術があるなら私がまず身につけたいものです。

「いやあ、ごめんなさい。冗談ですよ。冗談。早回しは無理。」

「そうですよね、無理ですよね。残念だけとちょっと安心しました。」

「でもね、早回しは無理でもあっという間に終わったと感じさせることはできるんですよ。」

「やっぱり、技があるんですね。技が・・」

「技というほどじゃないけど、人間は楽しい時間は短く感じるものだからさ。楽しく一日をやらせていただきました。」

「なるほど、なるほど。単なる仕事術のハウツーだけじゃなくて色んなアカデミックなことが聞けて、主催者なのにこのセミナーなんだっけ?と思ってる自分がいました!いろんなことが聞けて、勉強になったんで楽しかったんだ。」

「楽しかったのは良かったですが、なんのセミナーかわからなくなっちゃまずいですね。脱線しすぎでしたかね?反省」

「いやあ、とんでもないタイムマネジメントの奥行きと幅広さがわかっただけでも良かったと思います。また次回もよろしくお願いします。」

ということでまたしても楽しい時間を過ごすことができた名古屋の一日でした。


0:ホームへ 1:戻る
2:上へ 3:次へ
Copyright (C) : JTIME