四隅の時間で
タイムマネジメント
■現場レポート

◎2006/3/15発行
 「隣は何をする人ぞ?!」


NPOを立ち上げて、早や5年目をむかえます。この間、お仕事は大手の企業や地方自治体のみでした。しかし、ここに来て、地場産業を支える中小企業からのお問合せが目立ちはじめました。やはり景気は回復基調なのでしょうか?

先日もある中小企業様にお邪魔し、ご相談させていただきました。

「ウチのような少ない人数にも、関わらず『隣の人が何をやっているのかさっぱりわからない』ってのは、変ですよね?仕事のモレは生じるし、ダブルで同じ仕事をしているわ、せっかく全員にメールアドレスを持たせても、効果はゼロですわ。」とのことでした。

「いやあ、社長のとこだけではないですよ。社員の多い少ないの問題ではなくて、仕事のしくみを知らないと、どこでも生じる、いわばマネジメントの定番問題ですよ。」

「で、何か解決策はありますか?」

「もちろんあります。ところで、社長さんは、社員の方と十分にコミュニケーションとれてますか?」

「ええ、少ない人数ですから、個別に結構やってると思います。」

「では、全員に同時にってのは、どうですか?」

「それは、ほとんどないですね。どうしても個別です。」

「では、とりあえず、個別ではなく、全員に同時にってのをやってみて下さい。朝礼とか全体会議とか、または、メールで一斉同封とか。そうすると、『隣は何をする人ぞ?』が確実に減ります。」

なんて、話しをしながら、社内外のコミュニケーションの改善から取組むことになりました。

やはりタイムマネジメントの土台は、ビジネスコミュニケーションという一幕でした。


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