第2回 一日のプランニング(タイムマネジメントはスマートマネジメント)

<一日のプランニング(一日の大事を決める)>
今日、自分はどういう手順で、何をするのか、何が一番大事なのかを、その日の仕事を始める前に決定しておく、これが一日のプランニングです。
プランニングとは、言ってみればイメージトレーニングです。以前、今は亡きF1ドライバー、アイルトン・セナのチームスタッフに聞いた話ですが、セナはサーキットに出る前に必ず、瞑想してコースをどう走るかをイメージするそうです。目を開けるまでの時間が、約1分。そしてコースへ出ていき、戻ってくるまでの周回時間が、イメージトレーニングの時間とピッタリ、一致するという。
我々も、天才と言われたセナほどではないにしろ、一日のスタートの5分くらいの時間を使ってプランニングをし、一日の仕事の有り様をおおまかにでもイメージすることができれば、その日の仕事をスムーズに行うことができるはずです。
一日の仕事がイメージできていれば、“突発の仕事”が生じても、うまく対処できます。その日の予定に、どの程度の余裕があり、空き時間があるのか、さらに予定していた仕事の優先順位、投下時間もわかっている。あとは突発の仕事の優先順位、投下時間を把握し、予定していた仕事と比較、選択するだけです。突発の仕事によるダメージを軽減するのは、生産性向上の重要なテーマであるのは、もはや言うまでもないでしょう。
プランニングのキーポイントをひとつ言えば、取引先や仕事のパートナーなどと連絡を取り合う、コンタクト業務を、最初の仕事にすることです。仕事相手も、自分の都合によって外出したり、会議をしたりと、いつも机に向かっているわけではない。朝のうちにコンタクトしておかないと、一日中、相手を追いかけるという事態にもなりかねない。しかも、相手との調整、意志決定が遅れることで、一日の仕事すべてが遅延してしまうこともある。逆にコンタクトができれば、一日分の時間予算をすべて、有効に使えることになるのです。
一日のプランニングのコツは、一日の一番大事な仕事を一つだけ決めてそれを何時からやるかを決めるだけです。これだけで仕事の捌き方が大きく変わります。

デイリープランニング(一日の大事シート)

2008/  /   
今日の大事 本日のコンタクト
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   本日の自分一人の仕事  
     
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本日の予定外事項 ・ 打合せメモ
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 


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