第13回 上手なプレゼンテーション(タイムマネジメントはスマートマネジメント)

ビジネスコミュニケーションの三つのスキル
(委任、会議、プレゼンテーション)
<ポイント>
・基本スキルは三つ
・三つの共通するのは主観と客観のバランス
1.ビジネスコミュニケーションは、目標達成のための主要スキル。
2.特に身につけるべきスキルは、委任、会議、プレゼンテーションの3つ。
3.リーダーは、この3つのスキルのプロを目指そう!!

自分にあったスタイルを開発する
(自分とのコミュニケーションが必要)

できるところから着手する

まずは、どれか一つをものにしよう!!
スキル
委任

仕事に人を貼り付ける
会議

的を絞る
プレゼン

一言で言えば
委任のアクションポイント
1.なぜ私が?
2.考える(仕事を概観する)
3.事前計画
4.部下把握
5.仕事全体を
6.明確な説明
7.では、委任しよう!
8.慎重なチェック
9.疑問に対処
10.賞罰
会議のアクションポイント
1.単一目的
2.議題を減らす
3.出席者を減らす
4.時間を節約する
プレゼンスキル
・言いたいこと
・ご利益
・具体例
・見解
・行動計画の提示

関連セクション

<プレゼンテーションの基本>
コミュニケーションスキルの中でも、とりわけプレゼンテーションの技術は重要です。
仕事が自分と他人の共同作業ですから、自分の意見を相手に伝え、同意していただき、動いていただくことは、仕事の成果に直結する技術ともいえます。
つまり、プレゼンテーションとは、自分の見解を伝え、相手に動いてもらうことです。このように考えると、プレゼンテーションの要素もはっきりしてきます。
まず自分の見解を伝えるということを考えてみましょう。情報発信の基本は、主客のバランスですから、主観としての自分の意見、経験と客観としての事実、事例を相手に伝えることは、絶対条件です。
次に、相手に動いてもらうということを考えてみましょう。動いてもらうということは具体的な行動を起こしてもらうことですから、具体的に動いてもらいたい行動の内容を伝える必要があります。更には動きたくない人を動かす必要も生じます。その際は、動くことによって、どんなご利益(メリット)があるかも伝えなければなりません。
つまり、プレゼンテーションは、4つの要素から成り立っているということです。発信者の気持ち、見解。事実、事例。具体的行動計画、ご利益(メリット)。
そして、一番大事なことは、この4つを伝える伝え方にあるということです。つまり、何を伝えるかではなく、どう伝えるかという伝え方が成否をわけるポイントです。「チーズは何処へ行った?」がベストセラーになったのは、明らかに内容ではなく、内容の伝え方が優れていたからだと思います。

プレゼンテーション:ポイントオブビューPOVシート

<POVシート>
フォーカスポイント
(一言でいえば)
 
どう話すか
(何を話すかではない)
 
ご利益は何か
(メリット)
 
事実はこうだ!  
所感
(話しての感じていること)
 
行動計画提案  
<作業の考え方>
@プレゼンテーションの良し悪しで業績は大きく変わる
Aプレゼンテーションを効果的に行うために、上のPOVシートを活用する
B120点のプレゼンテーションは無理でもコンスタントに80点以上のプレゼンテーションは実現できる
<作業の方法>
@プレゼンテーションの持ち時間を3分と考える
Aそうすると自動的にフォーカスポイントがはっきりする
B何を話すかより、どう話すかのほうが大事(話し方の順番、ストーリーづくりがポイント)
C聞き手にとってのメリットはできるだけわかりやすく説明する

Copyright(C):日本タイムマネジメント普及協会 情報提供:(株)仕事の科学研究会